【海彩テラス熱海】
静岡県/熱海市
【施設情報】
定員 | 1~6名 |
宿泊費 | 58,000円~ |
チェックイン | 15:00~24:00 |
チェックアウト | 11:00 |
連絡先 | 0557-28-0175 |
住所 | 静岡県熱海市網代627-935 |
設備 | ・wi-fi 〇 ・駐車場 〇 ・ペット 〇 ・バーベキュー 〇 ・温泉 〇 |
【ご予約はこちら 】
静岡県熱海市にある「海彩テラス熱海」は、平日・休日問わず常に宿泊する人が訪れ、高級ホテルや老舗旅館にも負けず劣らず、多くのリピーターがいる貸別荘となっています。本記事では、そんな「海彩テラス熱海」に実際に宿泊してきましたので、実体験をもとにした、施設の魅力をお伝えさせていただきます。
「海彩テラス熱海」までの道のり
夏の賑わいから一息つき、ゆったりとした空気が漂う10月下旬。朝晩はひんやりとした空気が肌をくすぐり、日中のぽかぽかとした日差しは、秋特有の優しさを感じさせてくれます。そんな過ごしやすい秋晴れの日に、熱海にある人気貸別荘「海彩テラス熱海」に宿泊をしてきました。
東京を出発し、首都高速・東名高速道路と車を走らせます。神奈川県大和市あたりからは、秋が深まる山々の紅葉が一層鮮やかに感じられ、ふと旅の期待が高まります。当日は、東名の下りで工事が行われていたこともあり、渋滞に巻き込まれてしまったため、途中の海老名サービスエリアで早めの休憩をとりました。
飲食店や出店も多く、常に人であふれる海老名サービスエリアは、何度立ち寄ってもワクワクします。この日はトイプードルの”ジュニア君”も一緒の旅行でしたので、いつもよりもゆったりとしたドライブを楽しみます。
再度、車を走らせ小田原厚木道路を通過していると、錦の衣をまとい始めた樹木が見え始めます。黄金色に輝くイチョウの木々が立ち並び、時折その間から富士山の勇姿が垣間見えることも。車窓から望むその絶景には、思わず息を呑むほどです。約2時間ほどかけて熱海の網代へ到着すると、「海彩テラス熱海」まではもうすぐです。
閑静な熱海の別荘エリアに佇む「海彩テラス熱海」
国道135号線から山道へ入り、勾配のある道を慎重に進んでいきます。このエリアでは、重厚な外観から誰が見ても分かる高級住宅がいくつも立ち並んでいます。みるみるうちに高台へ登っていくと、洋風の白い外壁が特徴のかわいらしい建物が見えてきます。
玄関前に美しいブーケが添えられた”WELCOME TO UMIIRO TERRACE”と書かれた木製のサインボードが目印となっています。
細やかなおもてなし
「海彩テラス熱海」は無人チェックインとなっていますので、入口のドアに取り付けられている端末に、暗証番号を入力して入室することとなります。こちらは、宿泊前の案内メールに詳しく記載がされていますので、よく確認してから施設へ向かうとスムーズです。
中へ入ると、玄関スペースには飲食店や企業のフロントで見かけることの多い、”非接触式検知器 サーモマネージャー”と”自動式のアルコールディスペンサー”が置かれています。コロナ禍も落ち着き、マスクを外す方も増えてきましたが、このようにしっかりとした設備が整えられていると安心できますね。
スリッパも触り心地の良いふわふわの素材で、高級感のある丈夫な作りとなっています。施設について数秒でオーナーのこだわりや、宿泊者に対しての気遣いを随所で感じられることでしょう。
リビングからの絶景に息をのむ
リビングへ入ると、まず目に飛び込んできたのは、窓いっぱいに広がる青く輝く海の絶景でした。空の青と海の青がまるで1つを表す絵画のようなその光景に思わず息をのんでしまいます。施設までの道のりで、最後に山道を登ってきましたが、こんなにも高くまで上がってきたのかと疑ってしまうほどの開放感がそこにはあります。
遮るものが一切ないこの絶景が「海彩テラス熱海」の最大の特徴と言えますが、実はこの景色、季節・天候・時間によって様々な姿を変えるパノラマビューとなっています。
「海彩テラス熱海」から見える4つの絶景
まずは、晴れた日中に見ることのできる青色に輝く海景色です。快晴であればあるほど、その様子はまるで青い宝石のようで、気分を晴れやかにしてくれます。
夜には、星空と月明かりが織りなす幻想的な景色へと変貌を遂げます。満月の夜に雲が無いという条件が掛け合わさることで、海面を照らすムーンロードが現れ、言葉を失うほどの美しさに心が現れます。
そして、朝には水平線の彼方から赤く燃える太陽の一端が顔を覗かせます。その瞬間、海は金色に染まり、空は赤、オレンジ、ピンクのグラデーションで画布のように彩られます。太陽が完全に姿を現すと、その圧倒的な存在感に思わず感嘆してしまいます。
さらに、あらゆる気象条件が組み合わさった時にだけ、相模湾の海上に美しい7色のアーチが現れます。この一瞬の出来事は、まるで魔法にかかったかのような感覚に味わえ、見るもの全てを引き込む神秘的な魅力を持っています。
年に1回見られるかも分からないこの現象は、自然が織りなすアートの一幕であり、誰もがその一瞬で心を奪われる幻想的な現象と言えます。最高のロケーション・施設で。奇跡の瞬間を見られる人もあなたかもしれませんよ…!!
心地よい滞在のためのあらゆる工夫
広々とした室内は洗練されたインテリアで統一されており、最新の家電製品が完備されていました。ダイニングテーブル上にあるランプシェードは、明かりともした時に綺麗な模様を表し、なんとも幻想的な雰囲気を演出してくれます。
高級感溢れるリラクゼーションルームにあるマッサージチェア(追加オプション:5,000円)は、一日の疲れを優しく癒してくれます。Bluetoothスピーカーも用意されていますので、ご自身の好きな音楽とともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
こちらの部屋からもオーシャンビューを楽しむことができますよ。
ペットとの滞在も心地よく
「海彩テラス熱海」では、2匹までペット同伴が可能となっています。しつけができている小型犬・中型犬であれば、熱海旅行を一緒に楽しむことができますよ。一部立ち入り不可のエリアもありますが、ゲージに入れっぱなしにすることなく、わんちゃんも部屋の中で自由にくつろげます。(小型犬:2,000円、中型犬:3,000円)
せっかく愛犬と泊まるのであれば「隣同士で寝たい!」という方は、2階のダブルベッドで夜を過ごしてみてください。心地よい柔軟性のマットレスがそれぞれの動きに合わせて適切に体をサポートしてくれて、心も身体もゆるやかに解きほぐされていくのを感じとることができます。
トイレ、食器、消臭剤、足ふきタオル、エチケット袋などペット用品も充実していて。自宅から大きな荷物を持って行く必要がないのも嬉しいポイント。
組み立て用の大きなペットゲージもありますので、調理中などワンちゃんに少しじっとしてて欲しいときなどは、ぜひ活用してみてください。
久々の貸別荘ステイとなった”ジュニア君”も見晴らしの良い海の景色と、おしゃれで綺麗な施設に到着直後は興奮気味でしたが、落ち着いた空間によって、すぐに自宅以上にくつろいでくれました。
月明かりが照らす開放的なテラスでBBQ
「海彩テラス熱海」には、BBQグリルの大手メーカーであるWeber製のものが2種類用意されており、当日にご自身で好きな方を選ぶことができます。(BBQグリル利用料:2,000円)
1階のウッドデッキには、火力が強く、蒸し焼きなどにもできるガスグリル。2階のテラスには、コンパクトでありながら操作性の良い電気グリル。当日の天候や、宿泊人数に合わせて決めてみてください。
異なる2つの魅力的なBBQスペース
1階ウッドデッキは、4人で座っても悠々と食事のできる大きめのテーブルと椅子が海を望める位置に設置されています。夜のBBQだけでなく、モーニング時に使用しても使い勝手がいいでしょう。水道やゴミ箱までありますので、食材の準備さえしてしまえばデッキ内で完結できるほど充実した設備となっています。
2階のテラスは、目の前の景色を遮るものが一切ありませんので、オーシャンビューを眺めながら食事ができる点が魅力です。1階ウッドデッキとは異なり、水回り設備などはありませんが、キッチンが2階にありますので、必要なものはすぐに取りに行くことができます。
私たちは、2階のテラスでBBQを行いました。昼とは異なり、夜に包まれた熱海の海が、星が地上に散りばめられたような美しい光景を展開しているなかで、控えめなテラスの照明と、穏やかな海、そしてグリルの明かりだけが、この特別な夜を照らし出しています。
手に取った冷たいビールは、グラスに注ぐときの心地よい音と共に、夜の静けさに溶け込みます。この日は、贅沢なお肉と地元の野菜が彩り豊かにテーブルを飾り、次々とこんがりと焼かれていく様子を楽しみました。
細やかな気遣いが感じられるキッチン周り
大小さまざまな大きさの食器類、家電量販店のショールームを彷彿するような最新の調理家電の数々、どんな料理にも対応可能なカトラリーセットなど、普段料理をしない私からしても圧倒される充実さでした。
キッチン設備(ギャラリー)
それだけでなく、近隣にスーパーなどがないという理由から、豊富な飲料・調味料までも用意されています。
<一覧表>飲料/調味料/非常食
ミニ調味料 | 醤油、塩、こしょう、わさび・からし・にんにく・しょうがのチューブ、植物油、ごま油、オリーブオイル、マヨネーズ、ソース |
冷たい飲み物 | 水、麦茶、コーヒー、紅茶、ソフトドリンク類、炭酸水 |
あたたかい飲み物 | コーヒー、紅茶、日本茶、ノンカフェイン |
非常食 | ご飯、レトルトカレー、インスタントラーメン、パスタ |
追加オプションであれば、ここまで準備されていても納得ですが、これが全て無料サービスとして用意されているから驚きです。
貸別荘は、ホテルや旅館と比較して1棟の貸し切りだからこそ、インテリア・家具・アメニティを見るだけでもオーナーの人柄がよく分かります。その点で言うと、「海彩テラス熱海」は非日常の景色を楽しむだけでなく、宿泊者に不自由なく過ごしてほしい思いや優しさが至る所に感じられる施設です。
温もりを感じられる室内での鍋
夕食のBBQ後は、少し肌寒い季節ということもあり室内で鍋を囲むこととしました。ぐつぐつと優しい音を立てる鍋からは、食材が持つ本来の味わいを引き出す深い旨みと香りが立ちのぼり、食欲をさらにそそります。だしの利いた鍋で、熱海ならではの地元の野菜をふんだんに使い、その素材の良さをシンプルに味わうことができました。
一般的なホットプレートとは一味違うビジュアルの良さが際立つ”BALMUDAのザ・プレート プロ”までも完備されていましたので、思わずBBQ用に購入をしていた牛タンは、こちらで焼かせてもらいました。
家庭用ホットプレートの域を超えている高級プレートを、まさか貸別荘で使えるとは思いもしませんでした…‼
源泉かけ流しのインフィニティバス
熱海の温泉が常時かけ流しとなっている「海彩テラス熱海」のお風呂。保温効果や美肌効果にも良いとされる熱海の温泉を24時間いつでも堪能することができます。加水や加温をしていないそのままの温泉ですので、湯温が気になる方は、お好みで温度調整をしてみてください。
お風呂は、海と目線が合わさることで、まるで海と一体化したような感覚を味わえるインフィニティバスとなっています。旅の疲れを癒して寝るために、夜の入浴は欠かせないですが、個人的には少し早起きして朝風呂がおすすめです。
温泉で体を癒しつつも、朝日の力強さと海の美しさを同時に感じさせてくれる、忘れがたい経験となること間違いなしです。
就寝前に室内で楽しむエンターテインメント
1階の寝室には、ベッドが3つ並んで置かれています。軽いながらも触り心地が良く、抜群の保温性のある羽毛布団によって、すぐにでも寝てしまいそうになりますが、ここはグッとこらえてプロジェクターを付けてみてください。室内灯を消したらそこはまさにシアタールーム。
Amazonプライム・ビデオやYouTubeなどで、今話題の映画などを見ながらのんびりとした時間を過ごせることでしょう。自宅のような安心感と目の前に広がるエンターテインメント空間も「海彩テラス熱海」ならではの魅力の1つです。
圧倒的な日の出と共に過ごす清々しい朝
朝は、いつもより早めに起きて水平線から昇る朝日を見てみてください。徐々に立ち昇る太陽とともに海がオレンジ色に照らされ、まるで自分に向かってくるかのような光の道ができます。2階のテラス、1階のウッドデッキ、バスルームなど、1日を通して気に入った場所で至高の朝を迎えてみてください。
”ジュニア君”もハンギングチェアに揺られながら、熱海の朝を堪能しているようでした。普段は、膝の上でないとくつろげない”ジュニア君”ですが、そのまま二度寝をしてしまいそうなほど、気持ち良さそうにしてくれました。
誰しもリピーターになってしまう魅力の多さ
相模湾を見渡せるパノラマビュー、本格的BBQグリル、源泉かけ流しの温泉、充実したキッチン設備などなど、考えられる贅沢な貸別荘の過ごし方を全て網羅した「海彩テラス熱海」。これらに加えて、愛犬とも泊まれるという魅力的なサービスまでもあります。
実際に”ジュニア君”と宿泊をしてきましたが、オーナーが元々ペットを飼っていたということもあり、これがあったら助かるなというポイントが確実に抑えられていて、施設に着いてから「あれがない」「これがない」と困ることも一切ありませんでした。
1年を通して常に予約で埋まっている人気貸別荘ですが、今回の宿泊を経てその理由がよく分かりました。リピーターも多いようで、季節ごとに訪れて連泊をするという方もいらっしゃるそうです。旅行需要の高まるGWや夏休みなどは、曜日関係なく何ヶ月も前から予約が入ってしまいますので、気になる方はすぐにチェックしてみてください。
【おまけ】熱海の観光スポット
せっかくの熱海旅行でしたので、帰り道に”熱海城”へ寄ってみました。初めての熱海城でしたが、熱海城の中には、江戸時代にタイムスリップできるコーナーや、小さなお子様も夢中になる遊戯スペース、疲れた足を癒す足湯まで、家族全員が楽しめる設備がたくさんあり、家族連れの方が多くいらっしゃいました。
そして熱海城の目玉とも言える、天守閣からの眺望。天気にも恵まれその景色は圧巻。熱海の街はミニチュアの世界のよう。小さな建物や車が行き交い、生活の営みが織りなす情景に思わず心が和みました。
青く輝く海に映る太陽の光がキラキラと水面を煌めかせ、海岸線に沿って点々と浮かぶ船が、遠く水平線へと続く旅路を演出していました。
その他にも、”熱海サンビーチ”や”MOA美術館”など、熱海を代表とする観光地もいくつかあります。今回は時間の関係上、観光スポットをいくつも回ることは出来ませんでしたが、「海彩テラス熱海」に宿泊をされる方は、ぜひ立ち寄ってみてください。
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