【燧-Hiuchi-】
香川県/三豊市
【施設情報】
| 定員 | 2~6名 |
| 宿泊費 | 27,000円~ |
| チェックイン | 16:00~20:00 |
| チェックアウト | 10:00 |
| 連絡先 | 0875-83-5651 |
| 住所 | 香川県三豊市詫間町 大浜甲2144-4 |
| 設備 | ・wi-fi〇 ・バーベキュー〇 ・駐車場〇 |
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一休.com今回宿泊してきたのは、香川県三豊市の荘内半島にある「燧-Hiuchi-」です。この「燧-Hiuchi-」は海を見下ろす絶景が人気の貸別荘です。2棟からなるこの施設は各棟１日１組限定ですので、誰にも邪魔されず自分達だけの時間を過ごすことができます。 コンセプトは、「Time Flies Here＝時を忘れる場所」。素敵な空間で海を眺めながら、時間を忘れるように過ごしてもらいたいという思いが込められています。
今回はそんな、時を忘れる場所「燧-Hiuchi-」に宿泊してみた感想や気づいた点、公式サイトでは紹介されていない施設の詳細などをお伝えします。
「燧-Hiuchi-」のある三豊市・荘内半島ってどんなところ？
施設のある荘内半島は瀬戸内海に突き出た香川県西部の半島で、浦島伝説が残されていることでも有名な半島です。半島の中央には、玉手箱から出た煙が紫色の雲になってたなびいたという紫雲出山がそびえています。この山は登山を楽しむことができるほか、桜や紫陽花の名所としても知られています。また、山頂から瀬戸内海に沈む夕日はとても美しいです。県内屈指の絶景スポットとされています。
三豊市には、インスタ映えスポットとして全国的に有名になった「父母ヶ浜」があり、施設からは車で15分ほどの距離にあります。せっかくなので、「燧-Hiuchi-」を訪れた際には海や山も一緒に楽しむのがおすすめです！
「燧-Hiuchi-」までのアクセスは車が便利！
「燧-Hiuchi-」へは車であれば、大阪や岡山の本州からは瀬戸大橋を通って、三豊鳥坂インターチェンジを下車し、約30分ほど。施設までの道中にスーパーマーケットも立ち寄ることができるので、夕飯の買い出しを済ませて施設にチェックインが可能です。
公共交通機関ですと、最寄りの駅が「JR詫間駅」になります。そこからバスに乗り換え、高瀬仁尾線、詫間線、詫間三野線のいずれかの「大浜行き」で「大浜」バス停まで行き、荘内線に乗り換えて「小浜」バス停へ。バス停から宿までは徒歩で3分ほどです。
車で向かう方が自分たちのペースで行くことができますし、荷物や観光スポットにも立ち寄るのであれば、「燧-Hiuchi-」へは車で行くことを強くおすすめします。
小高い丘の上に位置する「燧-Hiuchi-」
「燧-Hiuchi-」は、荘内半島の小高い丘に建てられています。建物からは、海が一望でき、最高のロケーションと言えるでしょう！宿の名前は、この辺りの海峡を燧灘（ひうちなだ）と呼び、そこにあることから「燧-Hiuchi-」と名付けられたそうです。
駐車場は3台分が停められる広いスペースが用意されていて、駐車場から木の階段を登っていくと宿がはっきりと見えてきます。建物はモダンでシックな感じのおしゃれさが漂う外観。エアロハウスという構造になっていて、傾斜地にも対応した木造建築です。
色は黒の箱型コテージで、コテージの前のウッドデッキも黒系で統一されていました。周辺の緑の多い自然の感じとは対照的な、落ち着いた黒の建物が映えていました。 事前にメールでチェックインの仕方や鍵の入っている暗証番号が送られてきます。鍵を取り出し、コテージの扉を開けると、外観とは良い意味で異なる雰囲気のお部屋が広がります。
木目調の心落ち着くお部屋でのんびりと過ごす
部屋全体が木目調となっていて、暖かい印象をとても感じました。部屋の壁や棚には、さりげなく置かれたインテリア雑貨が散りばめられていて、おしゃれな空間でした。 テーブルやローテーブル、テレビ台などは、壁に合わせて茶色や薄茶色で統一されていて、シックで上品な柄の絨毯と、部屋に馴染む色の薄青のソファとベットがアクセントになっています。
そして窓側にはハンモックが。海を眺めながら、ハンモックに揺られてお昼寝ができるなんて最高です。 また、全体的に可愛らしさのあるお部屋は、居心地が良くてとても落ち着きました。
ベッドはソファの向こう側に二つ用意されています。簡易的なベットのような感じを受けましたが、ぐっすりと気持ちよく眠ることができました。
部屋からはオーシャンビューの景色
何といってもこの貸別荘の最大の魅力は、窓一面に広がる海の絶景！パノラマ状に広がるオーシャンビューがもてなしてくれます。 晴天であれば、雲ひとつない空と光り輝く青い海が部屋から一望することができて、何とも贅沢なひと時を過ごせることでしょう。 最近は夏だと蒸し暑く、長時間外にいるのが億劫になってしまうので、部屋から絶景が見られるのはとても嬉しいです。
また、夜には自然に囲まれた場所だからこそ素敵な星空を眺めることができます。夜に聞こえる波の音もまたロマンチックです。 普段仕事や家事、学業などで忙しくしている人は、こういった自然豊かな土地で、自然を感じて過ごすというひとときはきっと最高の思い出になると思います。
1日一組の貸切宿なので、ひと目も気になりませんし、プライベートな感覚を味わえるのも良さですよ。 窓一面に広がる燧灘の海と、木の温もりを感じるお部屋で、のんびりと時間を忘れて過ごすことができます。
瀬戸内海の海を眺めながらのバスタイム
玄関を入ってすぐ右側にある扉を開けると、そこが洗面所になっています。洗面所も木目調で統一されています。洗面所には、 タオルとバスタオルのセット、バスマット、歯ブラシ、コップ、ドライヤーが用意されています。
必要最低限の宿泊ができる用意はされています。女性の方は化粧水や乳液などの用意はないので、必要に応じて持参する必要があります。ですが、この後下記で詳しく紹介しますが、オリーブオイルの全身オイルのテスターが置かれているので、それを使うことはできます。
そしてお風呂場内には、洗顔フォーム、シャンプー、コンディショナー、ボディソープが置いてありました。お風呂場は海側に窓が付いており、お風呂に浸かりながら海を眺めることができます。体も十分伸ばせる大きさのバスタブなので、海を見ながらゆっくりとバスタイムを楽しむのもこの貸別荘の素敵なポイントだと思います。
その土地のこだわりのものを触れて欲しいという想いが伝わるおもてなし
「燧-Hiuchi-」から車で10分ほど走ったところ、荘内半島にあるオリーブ農園のオリーブオイルを使って作られた「オリーブ ヘア＆ボディスムージングオイル（ルッカ）」のテスターが洗面所に用意してあります。 香川県三豊産のエキストラバージンオリーブオイルをメインに、植物性オイル、精油を配合した贅沢な全身オイル。体全体はもちろん髪にも使用することができます。
お風呂あがりに早速使用させてもらいましたが、スムージングオイルというだけあって、ベタベタ感が一切なくとても使いやすいオイルでした。よくお風呂上がりにセルフマッサージをするので、その際のボディオイルとしてもちょうど良いなと思いました。
オイルの香りもオリーブオイルの香りは強くなくて、ゼラニウムにレモンやベルガモットの柑橘が調和した香りになっています。テクスチャーも香りも私は好みでした。夏場にも使えるオイルだと思います。 実際に使用してみて購入したい！と思えば、冷蔵庫上に新品のオイルが購入できるように置いてあります。実際に宿で試すことができて、気に入ればその場で手に入れることができるというのは、とても良い仕組みだなと思いました。
また、冷蔵庫の中には、瀬戸内海限定の缶酎ハイやワインが入っており、これも飲みたいと思えば、QRコードを読み取って購入するスタイルで置いてありました。普段スーパーやコンビニでは見ないお酒でしたので、こういった選択できるおもてなしがあるのは楽しい気持ちになり、とても良かったです。
必要なものがひと通り揃う、温かみのあるおしゃれな海外風キッチン
玄関を入って目の前にあるキッチンスペース。コンパクトな造りのキッチンですが、広々した調理台があり、その後ろには電子レンジや食器類、調味料などが置かれています。見える収納としてレイアウトされており、壁には英字で書かれたボードが掛かっていたり、観葉植物が冷蔵庫横に置かれていたりと、温かみのある印象を受けるとともに海外のようなお洒落な印象も受けました。
また、レッドワイン色の冷蔵庫の横には同色系の電子レンジとトースターが並んでおり、色味のあるものだけれどその雰囲気に馴染むような家電のチョイスがお洒落さをより感じました！ キッチンスペースには、3口のガスコンロと、冷蔵庫や炊飯器、トースター、電気ケトル、電子レンジなどの調理家電、フライパンや鍋などの調理器具、お皿、コップ、カトラリー、調味料が揃っています。
お肉を焼いて塩胡椒で味付けして食べたり、魚を焼いたり、キッチンを使って煮たり焼いたりと手間をかけて料理をすることもできますし、ゆったりと過ごしたいのであれば、スーパーマーケットや周辺のお店でテイクアウトをして食事をすることも可能です。入口のすぐ横の壁には、手書きで書かれた周辺MAPが貼られていました。近くのスーパーマーケットや飲食店の情報を載せてくれていたので、参考にしてみてください。。
私達は、キッチンが付いていて調味料も置いてある宿の時は、せっかくなのでキッチンを使って簡単な調理を楽しみつつ、お刺身などのすぐ食べれるものを買っていくことが多いです。 今回の「燧-Hiuchi-」には、塩、コショウ、砂糖、オリーブオイルの調味料が備わっていました。施設の公式HPにもどんな調味料が置いてあるのかを記載してくれていますので、事前に確認できてよかったです。
貸切宿の中には、調理器具の備わったキッチンがあっても、調味料を置いていないところもありますので、必要最低限の調味料が置いてあるのはとても良かったです。 また、パスタも自由に使って良いようで、透明な容器に入れて置いてあります。ちょっと小腹が空いた時にいただけるのも嬉しいですね。
「燧-Hiuchi-」ではBBQも楽しめる！
「燧-Hiuchi-」は、キッチンの備わった一棟貸しコテージですが、希望をすればBBQコンロ等の貸し出しも行っています。焚き火や花火などの火気は厳禁ですが、施設が用意しているBBQ道具を事前に問い合わせて予約をしておけば、BBQを楽しむことができます。料金は問い合わせたところ、3,500円とのことでした。（2023年7月現在）
今回はあいにくの天候の予報だったためレンタルをお願いしませんでしたが、天気も良く大人数での旅行であれば、BBQはとてもおすすめです！ BBQを行う場所はチェックインをした際に鍵が入っているポストの辺りです。ウッドデッキで広大な瀬戸内海を見ながら楽しむBBQは間違いなく贅沢な時間になるでしょう。
夕食はキッチンで調理をして部屋でのんびりするもよし、BBQを楽しむのもよし、なかなか来れない場所なので周辺のお店で外食を楽しむのもよし！ぜひ過ごしたい形に合わせて選んでみてください。
周辺のパン屋さんで買ったパンとコーヒーで優雅な朝食
前日に朝食は美味しいパンが食べたいと思っていたので、周辺のパン屋さんを検索し、口コミが良くて気になった「CAFE &BARアソビバ」さんに行ってきました。 宿からもかなり近いところにあり、道中に立ち寄れました。 外観は古民家を改装して作ったような可愛らしい感じでとても好みでした。
あんバターパンを購入。 施設にトースターが備わっているので、前日のパンも暖かくフワフワなパンが食べられました。 海を眺めながらの朝食は気分も上がり、1日がいい日になりそうな気分になりました。
朝はこだわりのモーニングプレートをお願いするのもおすすめ！
1日の始まりとなる朝食が、素材にこだわった朝食だとテンションが上がりませんか？素敵な朝食時間を過ごしてもらえるようにと、こちらの貸別荘では朝食付きプランが用意されています。 「幸せは、朝食の一皿から始まる。」というオーナーの考えから、こだわりの詰まった朝食プランです。この土地の様々なお店や農園のこだわりの品を集めた朝食になっています。
季節の果物が練りこまれたベーグルや、この地で取れた魚介類がたっぷりと入ったクラムチャウダーはまさにここでしか食べられない特別な朝食！一緒に付いてくる新鮮なオリーブオイルを少し垂らせば、健康にも良いスープが出来上がります。また、ベーグルにはジャムやミルクジャムをつけていただけば、より美味しくなるでしょう。
「燧-Hiuchi-」の周辺観光場所
父母ヶ浜
天気が良ければお勧めしたいのは、「父母ヶ浜」。”日本のウユニ塩湖”とも話題のスポットです。潮溜まりに夕陽が反射し、素敵な写真を撮ることができます。無料駐車場があり、父母ヶ浜周辺のはオシャレなコーヒーショップやアイスクリーム屋さんもあります。
海水も透明で綺麗ですので、インスタ映えの写真撮影を目的とせずとも、海辺でゆったりとカフェを楽しんだり、水遊びを楽しんだりすることもできるので、ぜひまだ行ったことのない方にはおすすめのスポットです。
高屋神社
市内と瀬戸内海を見下ろせる山の上にある神社「高屋神社」も、絶景が見渡せるスポットとしておすすめです。天空の鳥居とも言われています。 父母ヶ浜から車で20分ほど南下したとこにあるので、父母ヶ浜と一緒にに行くことができます。
ここも絶景スポットとして有名になり、現在は山頂の神社まで行くには土日祝日はシャトルバスのみ。平日は自家用車で行くことができるみたいですが、道が細いので運転に自信のない人はシャトルバスがおすすめのようです。
施設から車で40分ほどの「四国水族館」へ
私が行った日は雨が降りそうだったので、気になっていた「四国水族館」へ行ってきました。 瀬戸内海と太平洋をテーマにした水族館内では、それぞれのゾーンごとに生息している魚や海の生き物たちを見ることができました。
イルカショーやアシカの餌やりなどもやっていたので、大人から小さい子供まで楽しめると思います。今回は平日に行ったのですが、比較的空いていて、とてもまわりやすかったです。雨天時の観光スポットとしてぜひ気になる方は行ってみてください。
さあ、瀬戸内海の素敵な景色を望める「燧-Hiuchi-」へ
今回「燧-Hiuchi-」に泊まってみて実際に感じたのは、”居心地の良さ”。高級感漂う宿というよりは、のんびりできる過ごしやすい宿という印象です。備わっているインテリアや家具は、海外を感じるお洒落さもあるので、ソファに座っていても、ハンモックでのんびりしていても、とても心地よいです。
また、「燧-Hiuchi-」の一泊のお値段は、平日であれば2万５千円程度でした。宿泊人数によっては一人1万円以下で泊まれてしまうので、お手頃な宿でもあります。 時を忘れ、オーシャンビューの「燧-Hiuchi-」で贅沢な旅行をしてみてはいかがでしょうか。
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